Vol.27 デートも宴会もHOT POT食べ放題!

ローカルに大人気のHOT POT

ヤンゴン市内で『HOT POT』という看板をよく見かけます。日本では馴染みのない言葉ですが、『鍋料理』ということです。
もつ鍋、水炊き、石狩鍋…日本人も鍋料理が好きですが、それ以上にミャンマー人はHOT POTが大好きな印象です。ショッピングモールには、必ずチェーン店の鍋料理屋さんが入っていますし、専門店ではないレストランでも鍋料理が提供されているのをよく見かけます。台湾式や中華式、そして、しゃぶしゃぶという言葉も一般的で、様々な種類のHOT POT店がひしめきあっています。

HOT POT店の利用シーンは多く、若者がデートや友達同士のお出かけに使うおしゃれなお店としても利用しますし、ファミリー層のお客さんも多く、大人数で利用している光景もよく見かけます。

私たち家族がよく利用するのは、1席ずつテーブルにIHコンロが内蔵されていて、1人1つ小さなお鍋が提供されるチェーン店のHOT POT店です。店内の冷蔵庫には、お肉やお魚、練り物、野菜などの具がお皿に分けられて並んでおり、セルフサービスで取りに行きます。自分で好きな具材を選んで、お鍋で煮て食べるので、好きなものを好きな量だけ食べられますし、煮込んでいるのでお腹を壊すリスクも減ります。日本の回転寿司のようにお皿の色で値段が決まっているので、お会計もわかりやすく、とても利用がしやすいお店です。
また、定額で食べ放題というシステムのお店も多く、いつもたくさんのミャンマー人で賑わっています。

遠慮深いミャンマー人と食べ放題の良い関係

会社主催の食事会にも、HOT POTをよく利用します。その際は、必ず食べ放題のお店を選ぶようにしています。HOT POT以外にも、焼肉やタイスキを選ぶこともありますが、そういった場合も、必ず食べ放題のシステムのお店を選ぶようにしています。

というのは、ミャンマー人の性質と、食べ放題というシステムがとても合っているからです。
以前、食べ放題ではないレストランに行った時の事ですが、社員にメニューを渡して、「好きなものを頼んでね」と伝えたところ、なかなか注文するものが決まらなかったことがあります。メニューを渡された人は、困ったようにモジモジしてしまって、最後は「マキコさんが注文してください」と言ってメニューを返されてしまいました。
また、社員に任せて注文してもらったら、注文した料理の量がとても少なかった事もあります。

この時に気付いたのが、会社の食事会など、ごちそうしてもらうのが分かっているシーンでは、ミャンマー人はあれこれ自分で注文するのを遠慮してしまうという事でした。この感覚は、日本人である私にもよく分かります。

それに気づいてからは、会社の食事会では、なるべく食べ放題のお店を選ぶようにしています。そうすると、お肉やお魚、主食やデザートも山盛りとってモリモリ食べています。遠慮したり、気を使ってしまったりする事もないので、表情も晴れやかでとても楽しそうです。

ミャンマー人が喜ぶ食事の頼み方

社員旅行や、少人数での食事会など、食べ放題システムがあるお店を使えない場面ももちろんあります。
そんな時は、社員のみんなには飲み物だけ選んでもらい、食事は私がまとめて注文するという形をとるのが、時間も節約出来るし、みんなの心が平穏に保てる方法という事が分かりました。

そのスタイルも何度か繰り返すうちに、ミャンマー人が喜んでよく食べる料理の注文の仕方をマスターしました!
まず、大前提として、みんな、ご飯が進む料理が大好きです。イタリア料理やフランス料理など、お米が主食でない料理だと、まったく箸が進まない社員もいるので、そういったお店は自然と選ばなくなりました。反対に、絶対にはずれないのが、中華料理です。

ご飯が進むおかずが多いお店を選んだあとは、料理のオーダーのポイントです。「必ず白いご飯を人数分注文する」ことです。お酒を飲む人でも、白ご飯を食べない人はいません。なので、必ず白いご飯を人数分注文します。おかずのメインはもちろん、白いご飯が進むようなものにします。例えば、お肉やお魚を使ったカレーのような料理です。

また、何度もコラムに書いたように、ミャンマー人は写真が大好き!なので、写真映えするような料理も必ず注文することにしています。海老やマテ貝などが大皿にどーんと並べられた料理などです。

白いご飯を片手に、おかずをモリモリ食べる様子や、フォトジェニックな料理を写真に撮って、SNSにアップしている様子を見ていると、「たくさん食べてくれて良かった!」「楽しそうに過ごしてもらえて良かった!」と、なんだかホッとするのでした。